和歌山工業高等学校が学生ボラティア賞受賞
《ソロプチミスト日本財団学生ボラティア賞》
私達クラブが推薦した
和歌山県立和歌山工業高等学校 産業デザイン科がこの賞を受賞致しました。
2010年(平成22年度)、和歌山県立博物館より、館のユニバーサルデザイン化を推進するために文化財レプリカ制作の依頼があり、産業デザイン科3年生による活動が始まりました。
文化財レプリカは、視覚に障害のある方が展示物の感覚的なイメージを掴み、情報を得ることを容易にするため文化財を3Dカメラで計測、測定した三次元データは専用ソフトを使い修正した後、高性能3Dプリンターで出力します。
和歌山県立盲学校・和歌山県立博物館との連携により、触れる文化財レプリカを博物館に展示し、視覚に障害のある方が触覚により多くの情報を得ることができ、博物館展示のユニバーサル化に大きく貢献することができました。
更に、視覚に障害のある方が文化財に触れる機会を増やそうと、盲学校に文化財レプリカを贈呈しています。
また和歌山県内にある貴重な仏像を、盗難や津波などによる災害から守るため、レプリカ仏像を制作して「お身代わり仏像」として過疎化・高齢化が進んで管理が困難な地域や寺院に奉安しています。
このような活動を通じ 社会に貢献されたことが評価され、今回の受賞となりました。